ヒルシュスプリング病と呼ばれる先天性の病気です。以前は、巨大結腸症と呼ばれていたそうです。

染色体異常が原因です。腸の動きを調節する「腸管内神経節細胞」が、生まれつきない部分があるために、腸からの刺激が脳に届かないため、自力で排便が出来ない病気です。男の子に多い病気で、5,000人に1人の割合で見られます。

生まれてから、24時間たっても胎便がでなかったり、生まれた時点でおなかがふくらんでいたりするので、すぐに発見できます。ただ、軽症のときは、単なる便秘と見過ごされてしまう場合もあるそうです。程度によって、手術などを行います。

母乳やミルクをすぐに吐いてしまうなど、症状が重い場合、まずは人工肛門をつける手術が必要となります。その後、体重が6~7kgになってから、正常な腸を肛門に引き下ろすための根治手術が行われます。

手術方法は、ソベア法、ドゥハメール法といった方法があり、最近では、腹腔鏡を使ったりして、おなかをまったく傷付けない方法もあるようです。

手術後は、通院して経過を見ます。浣腸や下剤を使い、毎日の排便を習慣にすることが第一歩です。薬も服用していきます。数年、排便訓練を行うことで、普通に排便ができるようになります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

アクセスランキング

最近のコメント

    あなたにおススメ記事

    1. 任意接種

      予防接種のうち、希望者だけが受ける日本脳炎、 おたふくかぜ、水ぼうそう、B型肝炎、インフルエンザ…
    2. 網膜芽細胞腫

      目の奥にある網膜に発生するガンです。1万5,000人に1人の割合で起こり、ほとんどの場合、片目だ…
    3. 神経芽細胞腫

      いわゆる小児癌のひとつです。交感神経の組織に発生しますので、交感神経があるところはどこでも可能性…

    ピックアップ記事

    1. いわゆるエイズと呼ばれる病気は、性行為感染症の一種で、感染力が非常に強いのが特徴です。血液、精液…
    2. 出産は、赤ちゃんが狭い産道を通って外の世界に出てきます。その課程で、さまざまなトラブルが起きるこ…
    3. 夜も朝も暑い夏に、乳児にみられる高体温のことです。しばしば朝から午前中に発熱し、午後には熱が下が…
    ページ上部へ戻る