女児(女性)だけに発症する、染色体異常の代表的な病気。特に性染色体異常が認められます。本来XYとなる性染色体が、Xだけという性染色体異常です。

2000~2500人に1人の割合で発症し、症状としては、新生児のときに、手足のリンパ性浮腫(はれぼったくなること)から始まります。陰核が大きかったり、首のつけ根の皮膚がたるんでいたりします。

5歳を過ぎたころから低身長が目立ち、140cmぐらいで止まってしまうことが多いようです。思春期以降は、月経や乳房のふくらみがないなどの二次性徴の遅れ、卵子がつくれないための不妊などの卵巣機能不全がみられます。

根本的治療はまだありませんが、ホルモン治療で、症状の改善は可能とされています。低身長に対しては、成長ホルモン投与、二次性徴の遅れに対しては、女性ホルモンの投与が行われます。

大きな合併症がなければ、育児や学校生活も普段と変わりなくできますが、思春期以降は、精神面のケアが必要となるでしょう。時期を見ながら、専門医とよく相談しながら、精神的なケアが大切です。

病気の名前は、1938年、この病気について初めてまとめたアメリカのヘンリー・ターナー医師にちなんでいます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

アクセスランキング

最近のコメント

    あなたにおススメ記事

    1. ガングリオン

      手や手首にゼラチン状の液がたまったコブのようなものができます。良性の軟部腫瘍で、これをガングリオ…
    2. 回虫症

      回虫の卵がついた食べ物などから感染し、寄生する場所によって、肺炎や腸炎、胆道炎などを起こします。…
    3. 色素性母斑

      色素性母斑は、黒あざ、ほくろとも言います。一般的に小さいものがほくろ、大きいものを黒あざと呼びま…

    ピックアップ記事

    1. 骨髄に異常があるため、骨髄でつくられる血液細胞の造成が著しく低下し、赤血球、白血球、血小板がとも…
    2. 体内の結合組織の異常によって生じる、遺伝子異常による病気です。患者さんの約75%が親からの遺伝で…
    3. 成虫は大腸、とくに虫垂に寄生して、虫垂炎をおこしたり、その卵が尿道や膣に感染して炎症を起こします…
    ページ上部へ戻る