肝臓に発生するがんで、ほとんどが2歳以下で発病します。45%は、1歳前の赤ちゃんで、80%は4歳前に発症するといわれています。

肝芽腫の数%は、先天性の病気や異常をともなうことが分かっていて、最近では、低出生体重の赤ちゃんに発症しやすいことが分かっています。今のところ肝芽腫の発生を予防することはできません。低出生体重の場合は、早期に病気を発見するために、定期的な受診が必要となります。

おなかにしこりをふれるようになります。初期には、肝臓病の特徴的な症状である黄疸がほとんど見られません。肝臓部分(おなかの右側、あるいは真ん中あたり)にしこりをふれるようになります。進行すると、食欲不振、体重減少、貧血などの症状が現れます。

この病気は、血液中にアルファ・フェトプロテインというたんぱく質がふえるのが特徴で、これが診断の手がかりになります。

肺に多く転移しやすく、腹部のリンパ節や骨などにも転移します。肺に転移した場合でも、化学療法と積極的な手術が行われます。

治療法としては、手術でがんにおかされた肝臓の一部を切除し、何種類かの抗がん剤を組み合わせた化学療法を併用します。

予後は、2年生存率が80~90%となっています。

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