陰嚢水腫とは、おちんちんの根元にある袋の部分、陰嚢に液体がたまり、大きくふくらんでしまう症状です。ほとんどの場合は、片方だけですが、両方の陰嚢におこることもあります。

胎児(赤ちゃん)がお母さんのおなかにいるときは、睾丸は赤ちゃんのおなかの部分にあります。出産が近づくと、腹膜鞘状突起という通路を通って、睾丸が下りてきて、陰嚢に収まります。

何らかの原因で腹膜鞘状突起がふさがらず、あいたままになっているために起こります。約6%の赤ちゃんにみられ、多くの場合は1歳過ぎには自然に治ってしまいます。鼠径ヘルニアも併発しやすいので注意が必要です。

陰嚢が膨れていて、触るとぶくぶくして動きます。ですが痛みはないようです。痛みがあったり、大きさが変化するときは、腸が陰嚢まで出てきているヘルニアの可能性があります。

陰嚢を懐中電灯で照らしたとき、光が透き通っていれば、陰嚢水腫です。透けて見えないときは、ヘルニアが疑われます。

ヘルニアと確実に区別するには、超音波検査が行われます。
赤ちゃんなら約90%、乳児なら約80%は、成長するにつれて水の通り道が閉鎖されて治癒します。
2歳を過ぎてしまうと、自然治癒する可能性が低くなるので、手術が必要となります。

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