ネフローゼ症候群の診断には、尿検査や血液検査が行われます。また、
腎生検といって腎臓の細胞を細い針で採取して組織を顕微鏡で詳しく調べる検査も重要です。
腎生検でネフローゼの原因、また糸球体の障害がどれだけ痛んでいるか分かります。
治療は安静と食事療法が大事です。塩分を控え、肉類や魚類、牛乳などの良質の蛋白をとらせます。そして、
薬物療法として主にステロイド剤を用います。
また、ネフローゼでは血が固まりやすくなっているため、血を固まりにくくする薬(抗血小板剤や抗凝固剤)も併用されます。
ネフローゼは、むくみなどの症状がよくなってきても、尿検査や血液検査を参考にしながら治療を続ける必要があります。
慢性の病気と言ってよく、また再発も起こる可能性のある病気ですから、主治医と連携を取りながら根気よく治療を続けましょう。
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