ネフローゼ症候群1

ネフローゼ症候群というのは、腎臓の機能が低下し、本来なら出ないはずのたんぱく質が尿の中に排出されてしまって、
体がたんぱく質不足になり、いろいろな症状が出てくる病気です。

子供のネフローゼ症候群は、突然起こる原発性ネフローゼ症候群が多いのですが、原因はまだわかっていません。

腎臓の中には糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる毛細血管の固まりのような組織があり、
血液の中の老廃物や余分な水分をろ過し尿を作る働きをしています。

ネフローゼになるとその糸球体が障害され、たくさんの蛋白が尿に排泄されてしまいます。
このときに体に起こってくる病状をネフローゼ症候群と呼びます。

たくさんの蛋白が尿から出て行くため、血液中の蛋白質が不足し、体のむくみ、尿量の低下が起こります。

血液の中に蛋白が不足している状態が続くと肝臓がそれを補おうとして蛋白を合成しはじめ、
さらにコレステロールや中性脂肪などが蛋白と結合した「リポ蛋白」
という物質も作ってしまうため血中のコレステロールが上昇する高脂血症という状態になります。
また血の中の凝固機能(血を固まらせる機能)の異常も生じ、体の静脈や動脈に血栓(血の固まり)が生じやすくなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

アクセスランキング

最近のコメント

    あなたにおススメ記事

    1. 任意接種

      予防接種のうち、希望者だけが受ける日本脳炎、 おたふくかぜ、水ぼうそう、B型肝炎、インフルエンザ…
    2. 貨幣状湿疹

      貨幣(コイン)のような丸い形をした湿疹で、子どもの場合は、四肢伸側や体幹、手背、足背など胴体に多…
    3. ボツリヌス菌

      日本での発症のほとんどは、「いずし」と呼ばれる保存食品が原因で起こっています。ほかにも、ハム、ソ…

    ピックアップ記事

    1. 出産は、赤ちゃんが狭い産道を通って外の世界に出てきます。その課程で、さまざまなトラブルが起きるこ…
    2. 遺伝子異常の病気です。特定の分泌腺に異常な分泌物が生成され、肺や消化管、組織、器官などが損傷を受…
    3. 処方される点眼薬には、抗菌薬入りのものや抗アレルギー薬が入っているものがあり、抗菌薬は、細菌性の…
    ページ上部へ戻る