出産は、赤ちゃんが狭い産道を通って外の世界に出てきます。その課程で、さまざまなトラブルが起きることがあります。

お母さんのおなかの中から赤ちゃんが出てくるときに、産道で頭の骨の一部分が強くこすられてしまい、いわゆる内出血のような感じになり、こぶができることがあります。それが頭血腫です。100人に1人の割合で起こるそうです。

生まれてすぐはあまり目立たず、数日たってからぼっとふくらみ、触るとぶよぶよしています。大きさはさまざまで、2箇所にできる場合もあります。

同じような理由でできる産瘤が生後1日で消えるのに対し、頭血腫は2,3カ月かかることがあります。内出血は自然に治まり、その後血腫は自然に吸収されていきます。だんだんと小さくなって、5~6ヶ月には消えていきます。1歳ごろまで残る場合もあります。

出血とはいえ、脳に異常はありませんし、自然に治りますので、大丈夫です。とくに治療する必要はありません。

ただ、帽状腱膜下出血という、頭全体を覆ったこぶができる場合や、頭蓋内出血を伴うとき、血腫が大きくて黄疸が強くなったときは、治療が必要です。

血が止まりにくく、出血が大量な場合は輸血の処置が必要です。黄疸がひどい場合は、黄疸の治療が行われます。

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