筋性斜頚
何らかの理由で、首が曲がってしまう状態(斜頚)のうち、原因が、先天性(筋性、骨性)のものを指します。
なかでも最も多いのが、胸鎖乳突筋が短い為に起こるタイプです。新生児の0.08~1.9%、特に骨盤位で生まれた赤ちゃんに多くみられます。
生後まもなく、首の付け根に瘤のようなようなものが出来ている場合がありますが、これが消えずにかたくなってしまって斜頚を引き起こします。「あれ?うちのコ、首が曲がってる?」と思ったら、早めに整形外科を受診しましょう。
斜頸が疑われたときは、まず筋性斜頸かどうか確認します。まれに、首の骨の異常、斜視などが原因のことがあります。
筋性斜頸なら、何もしなくても90~95%ぐらいは1歳ごろまでに自然治癒します。そのため、定期的に様子を見るだけで大丈夫です。
家庭では、赤ちゃんが向いている方向の反対側から声をかけるなどして、赤ちゃんが逆の方向を見るようにしてあげましょう。また、ドーナツ枕やタオルなどで、首がまっすぐになるように寝かせてあげるのも効果的です。
3~4歳を過ぎても治らない場合、とくに顔がゆがんでくる場合などは手術が必要です。1歳ごろによくなったと思っていても4~5歳になって悪化するケースもあるようですので、3歳ごろまでは定期的に検査に行くほうがよいでしょう。
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