自閉症とは、脳機能の障害や未熟が原因でおこり、発達のしかたがアンバランスでマイペースな行動が多い状態です。

乳児期では、視線を合わせない、あやしても笑わない、光や音に敏感で、体を常に動かしている、などの症状があると、
自閉症の可能性が高いと考えられます。

幼児期になって集団に入り、友達をとおして社会性を得る時期になると、ほかの子どもに興味を持たない、人のまねをしない、
表情が乏しく、手をひらひらさせるなどの奇妙なしぐさが見られるなど、自閉症の症状がはっきりしてきます。

学童期以降では、言葉の遅れが目立ち、オウム返しで放す、同じ言葉を繰り返すなどのくせがあり、ひとりでかってに遊ぶことを好み、
人間関係を結ぶことがひどくむずかしくなります。ときには、自分で自分の手をかむなどの自傷行為がみられることもあります。

脳の機能の障害や未熟が原因と考えられ、脳内の神経伝達物質の代謝異常、大脳辺縁系や中脳、
小脳などの機能異常があるという研究もあります。

症状に応じて薬物療法、行動療法、機能訓練、生活指導などのプログラムを組んで治療します。

乳幼児期は親とのかかわりが大切です。言葉かけ、赤ちゃん体操、遊びなどをとおして脳の成熟をうながしながら、
親子のかかわりを強めます。できるだけ外に連れ出して、同じ年頃の子どもが遊んでいるのを見せたり、親子でいっしょに仲間に入って、
人との交流の楽しさを教えます。

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