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アタマジラミ
シラミの一種が起こす皮膚炎で、最近、保育園や幼稚園、小学校などで集団発生がみられます。アタマジラミは季節に関係なく発生し、人から人に移っていきます。
アタマジラミを発見したら、すぐ関係者に報告し対応することで、被害を最小限におさえることができます。
アタマジラミの成虫は、灰黒色で数も少なく見つけにくいのでちょっと厄介です。なので、アタマジラミを見つける方法としては、卵の有無で判断します。
髪の毛の根元に、アタマジラミの卵(0.5ミリメートルの白い楕円形)が付着して、ふけのように見えます。軽いブラッシングや指でしごいても簡単には取れないのが特徴です。
アタマジラミは頭髪に卵を産みつけ、頭皮から吸血します。かゆみの強い赤い丘疹(きゅうしん)ができ、かくと化膿したり首のリンパ節がはれます。子どもが、痒がり頭をボリボリかいていたら要注意です。
アタマジラミを発見したら、感染を広げないために、タオルや寝具は別々なものを使いましょう。また、枕カバーやタオルは毎日洗濯し、布団や部屋も清潔にすることが必要です。洗髪も毎日します。
アタマジラミができたら、頭髪にシラミ駆除剤をふりかけての洗髪を、数回繰り返します。一般的には、薬剤は1日1回、2日おきに4回繰り返して使用します。
適切な処置をすれば10日程でアタマジラミはいなくなります。
ていねいにブラッシングをして卵を除去し、駆除後もかゆがっていたら髪の毛をよく観察するようにしましょう。
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