O-157とは、病原性大腸菌の一種です。正式名称は、「腸管出血性大腸菌O157」と呼ばれたいます。牛、羊などの腸にいて処理の途中で肉に付着するといわれ、発症の多くは食肉や汚染された井戸水が原因です。

潜伏期間は4~9日で、血便をともなうはげしい下痢、腹痛、発熱などがあり、症状はとても重くなるので注意が必要です。ときには命にかかわるほど重症になります。

大腸菌の中には、病原性のないものもあるのですが、O-157はとても強力な毒であるベロ毒素をつくりだし、10%の率で、容血性尿毒症症候群(HUS)を合併することがあります。

容血性尿毒症症候群(HUS)は、貧血、血小板の減少、腎不全をきたし、さらに、けいれん、意識障害を起こすことがあります。赤ちゃんの場合は、急性腎不全や急性脳症を起こして死に至る危険性もあります。

食中毒を予防するには、生で食べる食品は流水で洗うことが基本です。そして、新鮮な食材を購入し、早めに使い切ることも大切です。加熱すべきものは十分に加熱殺菌します。保存には冷蔵庫を過信しないことが重要です。調理前には、手や指を石鹸できちんと洗い、食事の前にも手を洗う習慣を心がけることが大切です。

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