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幽門狭窄症

幽門狭窄症とは、胃から十二指腸につながる部分(幽門という)の通りが悪くなり、授乳のたびに勢いよく吐いてしまう病気です。

生後3週から3カ月前後の乳児男児に多く、300人から900人の赤ちゃんに1人の割合で発症するとも言われています。

授乳のたびに勢いよく多量に吐くので、赤ちゃんの体重が増えず、減ってしまう場合もあります。進行していくと、 コーヒーかすを含んだような嘔吐(コーヒー残渣様嘔吐)や黄疸などを起こしてしまうので、勢いよく吐き体重が増えない場合は、 受診することが大事です。

触診やエコーで診断が確定したら、まずは、脱水があることが多く、状態の悪化を防ぐためにも輸液を行います。頻回の嘔吐のため、 電解質(ナトリウム、カリウム、クロールなど)のバランスが崩れていたり、血液がアルカリ性に傾いていたりしたら、その治療も行います。

治療としては、硫酸アトロピンの内服や注射で肥厚性幽門狭窄症を治療する内科的治療と、 外科的に肥厚している胃の幽門部の筋肉を切開する手術があります。通常、手術の後、 翌日から哺乳を開始し1週間以内に退院することが可能です。

また、内科的治療は時間がかかるため、入院が長くなることが多いです。どちらにしても、主治医とよく相談して、 赤ちゃんに一番いいと思われる治療法を選択していきます。

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