呼吸障害(新生児)

分娩の過程で胎便吸引症候群、気胸、一過性過呼吸、新生児肺炎などの障害をおこすことがあります。多呼吸、うなり声、陥没呼吸(胸骨下や肋間が息を吸うとくぼむ)などの呼吸困難をおこします。

分娩の過程で胎便吸引症候群、気胸、一過性過呼吸、新生児肺炎などの障害をおこすことがあります。多呼吸、うなり声、陥没呼吸(胸骨下や肋間が息を吸うとくぼむ)などの呼吸困難をおこします。

胎便吸引症候群は、新生児仮死にともなっておきます。子宮の中の胎児が仮死状態で苦しいために、便をだし、その便を吸ってしまうことが原因です。気胸は肺胞から胸腔内に空気がもれる病気で、生まれたときに自然におこるものや、仮死の蘇生中におこるものなど、原因はさまざまです。

程度に応じて酸素吸入や輸液などを1、2日行い、肺が回復するのを待ちます。軽症では、とくに治療しなくても自然に治る場合もあります。

しかし、赤ちゃんが仮死状態で生まれてきた時は、産声をあげる前に口や鼻から胎便を吸引します。それでも気管支や肺に胎便が吸い込まれてしまったときは、気管内にチューブを入れて酸素を送り、肺を拡張させる物質を使って肺の中を洗い、胎便を取り除くことが必要です。呼吸困難があるときは、酸素吸入や人工呼吸を行います。

また、肺炎を予防するために抗菌薬を投与したりもします。肺炎、気胸などを予防することができれば、早ければ2~3日を過ぎた頃から、呼吸はよくなっていきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

アクセスランキング

最近のコメント

    あなたにおススメ記事

    1. 斜位(潜伏斜視)

      斜視は目の機能に支障が出ていますが、眼の位置に異常はあるものの、目の機能は問題ない場合があります…
    2. 遺糞

      体に異常がないのに、4歳をすぎても大便をパンツの中にしたり、大便をしたまま歩くような状態です。便…
    3. ボツリヌス菌

      日本での発症のほとんどは、「いずし」と呼ばれる保存食品が原因で起こっています。ほかにも、ハム、ソ…

    ピックアップ記事

    1. 女児(女性)だけに発症する、染色体異常の代表的な病気。特に性染色体異常が認められます。本来XYと…
    2. 新生児集中治療室(neonatal intensive care unit)。緊急な治療が必要な…
    3. 単純疱疹が広い範囲に出現したもので、乳幼児に限らず、アトピー性皮膚炎の人に多発します。発熱、食欲…
    ページ上部へ戻る